料理で使う言葉
前回の問題「チンする」の意味ですが、もうわかった人も多いのではないでしょうか。これは「電子レンジで加熱する」と言う意味です。「加熱」、つまり「熱を加える」ことは料理するうえで重要なことですね。電子レンジが発明されるずっと前から、人々は「(火で直接)焼く」「(スープで)煮る」「(油で)揚げる」「(水蒸気で)蒸す」などの方法で料理をしてきました。科学的な発明品である電子レンジはこの全部の働きをしますから...
View Article台風の大きさと強さを表す言葉
先週の月曜日、台風18号が来たばかりなのに、もう次の台風19号がこちらに向かって来ています。あさって火曜日には関東地方に大きな影響が出ると言われています。ニュースでは今回の19号を「大型で強い台風」と言っています。...
View Article「い形容詞」と「な形容詞」の接続の形
前回紹介した間違いは、下線の部分が違います。よく見る間違い1. 大型と猛烈の台風 よく見る間違い2. 強いで大型の台風 まず、1.の「大型と」について、「大型」は名詞ですが、「ペンとノート」のような物ではなく、状態を表しているので、「(~は )N...
View Article秋の深まり
冷たい雨が降った後、季節が急に先に進んだような気がします。キャンパスの木々の色が変わっていく様子が、教室の窓からもよくわかります。秋から冬へとだんだん近づいていく時期は、寒くなるだけではなく明るい時間も短くなっていくので、なんとなく寂しさを感じる人も多いのではないでしょうか。自分の家族や友達から離れている留学生にとっては、ちょっとつらい季節かもしれませんね。特に日本よりずっと暖かい国から来て、これか...
View Article日本のハロウィン
皆さんの国にハロウィン(Halloween)はありますか。今日10月31日がその日ですが、これはもともと欧米の行事で、魔女やお化けの格好をした子供たちが、近所の家を訪ねてお菓子をもらったりするんですよね。ハロウィンについては、昔は英語の授業で「外国にはこんな祭りがあります」と習うだけで、日本は関係ないという感じでした。ところがこの2、3年ぐらいの間に、日本でもこの行事が行われるようになってきました。...
View Article「日本(で)住む」はなぜ間違いか
皆さんは、「『住む』の前は『で』じゃなくて『に』ですよ。」と直されて、「あ、また間違えた!」と思ったことはありませんか。場所の助詞といえば、「で」なのに、なぜ「~(で)住む」ではなく、「日本(に)住んでいる」と言わなければならないのでしょうか。「に」を使う理由は、「住む」という動詞が表すのが、「何かをする」という具体的な動作ではなく、そこに「いつもいる場所がある」、「住所がある」、というような状態だ...
View Articleイルミネーションの季節
昨日、仕事が終わって帰ろうとしたら、キャンパスのイルミネーションが点灯していました。日本はキリスト教国ではなく、この大学もキリスト教の学校ではありませんが、クリスマスが近づくと、宗教とは関係なくいろいろなところにイルミネーションが登場します。一年が終わり、新しい年が近づくころは、寒さが最も厳しい時期です。冬の夜に輝くイルミネーションは、寒さを忘れて何か特別な気分にさせてくれます。このようにイルミネー...
View Article「心が折れる」という表現
日本語には、「足を伸ばす」(わざわざちょっと遠くまで行く)、「腹が立つ」(怒る)など、体の一部を使った慣用表現がたくさんあります。また、く「心」についても、「心が躍る」(楽しみで興奮する)、「心に刻む」(忘れないようにしっかり覚える)など、様々な言い方があります。そんな中で、最近若い人を中心によく使われるようになった表現で、ちょっと気になっているものがあります。それは、「心が折れる」です。昔はそんな...
View Article今年の漢字
2014年も残り約2週間になりましたね。このような1年の終わりの時期を「年末(ねんまつ)」と呼びますが、年末にはいろいろな行事があります。そのひとつ、「今年の漢字」の発表が昨日ありました。それは、一般の人がこの1年の日本の社会を表現する漢字を1字選んである団体に送り、一番多かった漢字が「今年の漢字」として発表されるというものです。今年も約16万人から応募があったそうです。...
View Article「について」と「にとって」
日本語の文法で間違えやすいものといえば、まず助詞ですが、助詞ではないけれど似ている働きをするもう少し長いことばがあります。(「助詞相当語:じょしそうとうご」という名前もあります。)それらは例えば、「について」や「にとって」などです。この二つはどちらも名詞に続き、音も少し似ているせいか、間違えて使われることが少なくありません。[名詞]について~。は、「明日の予定について話す」「スポーツの歴史についてレ...
View Article明日はお正月
今日は12月31日、「大晦日(おおみそか)」です。都会のマンションに住んでいて、普段は日本の伝統から離れた生活をしている人々も、新しい年を迎えるにあたっては、それなりにお正月を迎える準備をします。かどまつたとえば、建物の入り口には写真のような「角松(かどまつ)」と言う飾りが左右に並べられます。これはお正月の神様に、うちの場所を知らせるものだと言われています。また、うちの中にも「鏡餅(かがみもち)」と...
View Article新しい年を迎えて
みなさん、明けましておめでとうございます。昨日1月1日は関東地方でも少し雪が降って、とても寒いお正月になりました。私は近くの神社へ「初詣(はつもうで)」に行ってきました。初詣とは、年の初めに神社、またはお寺へ行って、新しい年の幸せを願うことです。いつもは静かな小さい神社の前にも、順番を待つ人の長い列ができていました。新しい年の最初の食事は「お節(おせち)」という料理です。前の日の夜、遅くまでがんばっ...
View Article成人式
今日、1月12日は「成人の日」です。日本のいろいろな場所の市・町・村で成人式が行われました。男性はスーツ、女性は「振袖(ふりそで)」という華やかな着物を着ていくことが多いです。女性は美容院でヘア、メークをしてもらい、着物を着せてもらって出かけるので、朝早くから大変です。何をするのか、ある大都市のプログラムを見てみたら、市長さんなどのあいさつ、有名人など特別なお客様のあいさつ、新成人のあいさつ、コンサ...
View Article「て形」 その1. なぜ間違えやすいの?
みなさんはもう、動詞の「て形」を間違えなくなりましたか。それともまだ時々「あれ? 間違えたかな?」と思うことがありますか。初級で初めて「て形」を勉強したとき、「こんな面倒なことを覚えるなんて、もう嫌だ!」と思ったことはありませんでしたか。グループⅡの動詞は、 たべます → たべて みます → みてのように、「ます」を「て」に変えるだけ。グループⅢの動詞は不規則動詞ですが、 きます → きて します...
View Article「て形」その3.「きって」「きいて」「きて」
前回は、「買う」「かって」と「書く」「かいて」を復習しました。今回はちょっとレベルアップしましょう。下の[ ]に入るのは、[ A きって B きいて C きて ]のどれでしょうか。① 私の話を[ ]ください。② 明日、9時にここへ[ ]ください。③ このりんごをナイフで半分に[ ]ください。④ 寒かったら上着を[...
View Article「て形」その4.「かえて」と「かえって」
「て形」の話題もこれで4回目ですね。今日は、留学生Aさんの経験を紹介します。ある日Aさんは、学校へ申し込みをしに行きました。事務室でいろいろなコースの説明を聞いて一つを選び、申し込むことにしました。書類を書いて、手続きが全部終わったので、事務室の人に「かえてもいいですか。」と聞きました。すると、事務室の人はちょっとびっくりした顔をして、「いいですよ。では、もう一度、新しい書類を書いてください。」と言...
View Article「て形」その5.「はいて」と「はいって」
今回が、間違えやすい「て形」の最後です。 今日は、絶対にやめてほしいよくある間違いを紹介しましょう。よくこんな文を見ます。きのうの夜12時ごろ、おふろにはいて ねました。ええー、 本当ですか?!病気? それとも お酒を飲みすぎましたか?でもなぜトイレにじゃなくて、お風呂に???あとでそうじするのが大変だったでしょう。でも、ちょっと待って。本当に「はいて」でいいですか?...
View Article私の季節
こんにちは。ねこのさくらです。1年前に、とうふ先生のうちへ来ました。桜の花が咲き始めるころだったので、「さくら」という名前をつけてもらいました。ですから、私は桜の花が大好きです。わたしは、「おかえり日本語教室」で、とうふ先生のアシスタントとして働いています。アシスタントとは、「手伝う人」という意味です。ラベルの「猫のさくら」http://tofunihongokyoushitsu.blogspot....
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