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Channel: おかえり!日本語教室
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すしの種類

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これは、わたしが昨日作ったすしです。
え?すしに見えませんか?

確かにふつう「寿司(すし)」といえば、ちいさく握ったご飯の上に、マグロやサーモンがのっているものをイメージしますよね。それは、「にぎりずし」といいます。「にぎる(動詞1グループ)」+「すし」です。店で食べるすしはこのタイプが多いです。すしをにぎるのはプロのすし職人の仕事ですが、回転ずしの店では「すしロボット」がにぎっているそうです。

それから、具を中心にごはんとのりを棒のように巻いたものもあります。「まく(動詞1グループ)」+「すし」で、「まきずし」といいます。切って並べると二重丸(◎)の形に見えてきれいですね。これはお祭りなど、人が大勢集まるときによく食べます。

わたしが作ったのは、「ちらしずし」です。
「ちらす」+「すし」です。
「ちらす(動詞1グループ)」とは、あちらこちらに離れるように置くことです。
ごはんの上に、野菜(この写真の緑のものはオクラです。)、卵(焼いて細く切ってあります)、エビなどをちらして作ります。「ちらしずし」は店よりうちで作る料理です。うちによって、材料や作り方が違います。作るのに時間がかかるちょっと特別な料理です。

「にぎり」「まき」「ちらし」のように種類が違っても、どれも「すし」と呼ぶのは、「すしめし」というごはんが同じだからです。「すしめし」は炊いたばかりの熱いご飯に、酢と塩と砂糖をまぜた液で味をつけて作ります。おいしく作るためには、熱いうちに早く混ぜてすぐに冷まさなければなりません。

わたしがこの「ちらしずし」を作ったのは、今日から下の娘がイギリスへ留学するからです。しばらく日本料理が食べられない娘に「いってらっしゃい」という気持ちで作りました。

皆さんが自分の国を出発する前に食べた「いってらっしゃい」の料理は何でしたか?
外国へ行ってその国のおいしいものを食べるのも楽しみですが、やっぱりいちばん元気のもとになるのは、ふるさとの味ですね。

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